はじめまして。
のすけ(@nosuke926)と申します。
現在、会社員として働きながら個人開発者・ブロガーとして活動しています。
この記事は、以前の私のように0→1で個人開発を行い自分のサービスで収益を上げようと努力する人に向けた記事です。
なんのスキルもなかった自分が、個人開発アプリで月一万円を稼ぐまでの失敗とやったことを等身大でお話ししようと思います。
※わかりやすいように時系列になっています
初めてのサービスリリース、そして失敗
初めて自分のサービスをリリースしたのは、忘れもしない2019年10月。
その時私は未経験から独学して、Webエンジニアに転職したばかりでした。
エンジニアとして転職したものの、何も分からない中手探りで開発を続けてサービスをリリースしました。
最初のサービスは「MusicStore Reviews」(現在は閉鎖)
楽器店のレビューサイトです。
国内には多くの楽器店がありますが、そのお店の評判は事前にわかりません。
初めて楽器を始める人が、できるだけスムーズに楽器を続けるためには最初のお店はとても大事です。
そのことを私は経験から感じていました。
そこから日本初の楽器店レビューサイトは誕生しました。
楽器店のレビューサイトを公開しました!
・これから楽器を始める人
・楽器を愛するプレイヤーが最高の楽器店に出会えることを目指しています🎸
ぜひ皆さん一押しの楽器店をレビューしてみてください!https://t.co/vTiGwHVTtO
もしよろしければ、拡散していただけるとありがたいです🙇♂️#ギター pic.twitter.com/9aBM1lB5Et
— のすけ | サービス作り (@nosuke926) October 17, 2019
サービスのリリースをSNSで告知する時、送信ボタンをクリックする手は緊張で震えていました。
「たくさんの人が使ってくるサービスになるはずだ」と。
でも結果は…失敗でした。
「楽器店をレビューする」という行為自体にニーズはありませんでした。
その結果は今思えば当然ですが、当時は本気でユーザーが増えると信じていました。
しかし、この失敗から本当の意味で私のサービス作りが始まりました。
人が使ってくれるサービス、お金を払ってくれるサービスはなんなのか。
一時的なバズで終わるのではなく、必要なサービスとは?
真剣に考えるようになりました。
Flutterとの出会い。初のiOSアプリをリリース
そうしてサービスのアイデアを考えているときに、モバイルアプリ開発に興味を持ち始めました。
そこでクロスプラットフォームであるFlutterというフレームワークに出会いました。
当時は現在ほどFlutterの人気は高くはありませんでしたが、iOSとAndroidアプリを同時に作れるクロスプラットフォームに魅力を感じました。
※ReactNativeも少し前に触っていましたが、開発体験がよくなくネガティブなイメージがありました。
Webエンジニアとして働きながら、空いた時間にFlutterを触り始めました。
振り返ると2019年11月にチュートリアルをやってます。
Flutterチュートリアル終了!
単位変換アプリができました😀いい感じのデザインが作りやすいのはすごくありがたい!
ドキュメントを読み込んで、Widgetの組み立てが頭に入れば爆速でアプリできそう pic.twitter.com/QwmnzbO3iE
— のすけ | サービス作り (@nosuke926) November 1, 2019
公式のチュートリアルを終えると、よく分からないままいきなり自分のアプリを作り始めました。
当時の技術記事。本当に何も分からなかった。。
https://yaba-blog.com/flutter-child-children/
モバイルアプリ開発は初めてで、分からないことだらけでした。
「Xcode? 証明書? スクリーンショット? なにそれ。。」
「そもそもiOSアプリリリースするために、毎年Appleに11,800円払わないといけないの!?」
周りにモバイルアプリ開発できる人はいなかったため、完全に独学でした。
今ほど日本語の記事も充実していなかったので、YouTubeや英語の記事を読みました。
「このやり方であっているのか?」と疑問に思いつつ、黙々とアプリを開発していきました。
そして2020年4月に生まれたサービスが「さぶすく」です。
サブスクリプションをシンプルに管理するアプリをリリースしました!
・サービスの無料期間中に解約するのを忘れてしまう
・いろいろなサービスに加入しているのでまとめて管理したいそんな悩みを解決したくて作りました。
ぜひ触ってみてください😀#Flutterさぶすくhttps://t.co/xJq3N99HzI pic.twitter.com/s0iSSTPhk1
— のすけ | サービス作り (@nosuke926) April 13, 2020
これはサブスクリプションサービスを一元管理するモバイルアプリです。
Apple MusicやAmazon Primeなど、月額・年額で料金を支払うサービスは増えました。
しかし国内にはそのようなサブスクリプションサービスをまとめて管理するアプリはなく、そこに目をつけました。
そしてそれは、私自身のニーズでもありました。
「MusicStore Reviews」の時とは違う、「これは便利なアプリだ」という自信がありました。
自分の思い通り、ユーザーは少しずつ増えていきました。
「さぶすく」をリリースした際の記事
https://yaba-blog.com/flutter-app-release/
初めてアプリから22円売り上げる
「さぶすく」のユーザーは増えていましたが、アプリからの収益は0円でした。
何もマネタイズしていないのだから当然ですよね。
アプリをマネタイズする方法の一つにアプリ内広告があります。
モバイルアプリだとAdMobが有名です。
そこで私もアプリ内広告を取り入れてみることにしました。
導入してすぐに効果がでました。
次の日に22円の売り上げになって感動したのを覚えています。
ここで初めて個人アプリ開発で0→1の収益を上げることができました。
でも同時にアプリ内広告だけで毎月数万円の収益を上げるのはめちゃくちゃ難しいということにも気づきました。
アプリをリリースしまくる
一度モバイルアプリをリリースすることで、アプリ開発の流れを理解することができました。
またWebアプリよりもモバイルアプリの方が自分にとって戦いやすいことがわかったので、ひたすらアプリ開発を続けました。
・2020年5月 爆速ToDoメモ
・2020年6月 読書管理アプリ Yomoo
・2020年8月 推し x 家計簿アプリ 推しPay
・2020年11月 YouTubeを見ながらメモできるアプリ TubeNote
※これまでリリースしたプロダクトはこちらにまとめています。
すべてAdMobを使用したアプリ内広告でマネタイズしていましたが、やはりバナー広告のみでの売り上げでは到底月1万円の収益にはなりませんでした。
アプリのジャンルにもよりますが広告収益は1タップ数十円なので、数万~数十万人のユーザーがアプリを使わなければ月1万円も稼げません。
アプリ内広告以外の方法でマネタイズする必要がある。。
そう、「アプリ内課金」です。
アプリ内課金の実装はこれまで経験したことがなく、実装が大変なイメージがありました。
それに、何かアプリに不具合があったときのユーザーサポートも大変です。
しかし本気で稼ぐにはこれしかない。
2020年の年末、アプリ内課金を実装することを決心しました。
アプリ内課金を実装、収益大幅UP
アプリ内課金を実装することを決めたものの、アプリ内課金で何を売ればいいのか。よくわかりませんでした。
そこで実際にリリースされているアプリを参考にしました。
特に参考にしたのは他のアプリ開発者がリリースしているアプリです。
調べてみるといくつかの有料機能にはいくつかの共通点がありました。
【よくある有料機能】
・アプリ内広告の削除
・登録数の制限なし
とりあえず、上記二つの機能を有料機能として提供することに決めました。
年末年始にアプリ内課金を「さぶすく」に実装して、リリース。
効果はすぐに現れ、月一万円の収益を得ることができました。
その後、「さぶすく」以外のアプリにもアプリ内課金を導入しました。
すでにアプリをリリースして数ヶ月が経過していたので、継続して使ってくれている方が購入してくれました。
お金を払ってでも自分のサービスを使ってくれる人がいるという事実は、私が個人開発を続ける大きなモチベーションになっています。
そして私は今でも副業で個人開発を続けながら、サービスを作り続けています。
最近は「ミグル」という頭痛記録アプリをリリースしました。
月1万円を稼いで気づいたこと
正直にいうと、アプリ開発で月1万円稼ぐことはそんなに難しくないと感じています。
なぜかというと、その過程を楽しめているからです。
わたしは平日も土日も何かしらサービス開発をしています(たまに飽きてダラダラしますが)。
毎日新しいサービスについて考えています。
楽しいことをしながら人から感謝されてお金をいただけるって、素晴らしいです。
もし、あなたがアプリ開発が辛い。。と思っているのならやめてみるのも一つの手です。
お金を稼ぐ方法はアプリ開発以外にもたくさんありますから。
でも少しでもアプリ開発が楽しい!と思えるのなら少しずつ続けてみてください。
楽しいと思えるきっかけはなんでもいいです。
・ユーザーから感謝された
・少しずつ使ってくれる人が増えてきた
・数十円の収益があがった
アプリ開発で収益を上げるためには地道なアップデートが必要です。
コツコツと日々積み上げられる人であれば、結果は少しずつ付いてきます。
私はGoogle勤務で月収100万円!みたいな天才エンジニアでもなければ、特別な才能もありません。
プログラミングのスキルもめちゃくちゃあるわけではないです。
しかし、そんな私でも毎月数万円を副業の個人アプリ開発で稼いでいます。
そして自分でサービスを作って収益を上げることは何よりハッピーです。
「自分で作ったモノを売ってお金を稼ぐ」って原始的ですごくシンプルですよね。
すでに仕様が決まっている受託開発ではなく、完全に自分が思うように作れます。
自分が0から1円を稼いだ時の感動は今でも忘れられないし、それが自分の原動力になっています。
毎日どんなサービスが売れるか、どうすれば自分のサービスがもっと良くなるか考えています。
終わりに
この記事を読んで、「自分のサービスで収益を上げたい」と思ってくれる人が少しでも増えると嬉しいです。
私は会社の一員としてではなく、自分の力だけで0から1を生み出す感動を多くの人に味わってほしいと本気で思っています。
なぜなら私自身、会社で稼ぐしか方法がなかった二年前の自分と今の自分を比べて、今が一番ハッピーですから。
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