個人アプリ開発者の、のすけ(@nosuke926)です。
アプリ開発って夢がありますよね。
「個人のアプリ開発で副収入を得たい!」と考えている人も多いと思います。
私は趣味兼サイドビジネスとして個人開発をしています。
自分でサービスを作ることは非常に刺激的で楽しいですが、難しいこともあります。
そこで今回は最近アプリ開発を始めた、もしくはこれから個人でアプリ開発を始める人に向けて収入を得やすい(マネタイズをしやすい)おすすめのアプリの作り方をご紹介します。
私も今回の内容は常に意識しながらアプリを作っています。
もちろん人によって得意不得意なジャンルはあるのであくまで参考程度に聞いていただければと!
最初から手のかかるものを作らない
最初に「アプリ開発を始めたい!」という時に真っ先に思いつくのがここら辺のアプリですが…
- ゲーム
- SNS
- CGMサービス(ユーザー投稿型のサービス)
初めてのアプリ開発では上記のジャンルは避けましょう。
避ける理由は大きく二つあります。
- そもそもアプリを完成させられない
- 完成しても人が集まらず、サービスが死ぬ
上記のジャンルのアプリを作ったことがある人であればわかりますが、技術・サービス運用の両面で非常に難易度が高いです。
一人でサービスが完結しないアプリの場合、仮に頑張ってアプリを作り切ったとしても人をたくさん集める必要がありますよね?
たった一人でTwitterのようなSNSサービスや食べログのようなレビューサービスを使うメリットはありません。
もしあなたのTwitterアカウントのフォロワーが10万人いるのであればSNSアプリを作ってもいいかもしれません。
あなたのフォロワーがアプリをインストールして使ってくれるでしょう。
しかし、あなたのアプリをすぐに使ってくれる人がいない場合は、ユーザーが一人でも楽しめるアプリを作る必要があります。
またSNSやゲームアプリは問い合わせやクレーム対応などのユーザーサポートの負担も大きく、アプリ開発以外のスキルも必要になります。
最初は、友達がいない孤独な人でも楽しめるアプリで、小さく始められるものにしましょう。
無難にマネタイズしたいなら、特化型の記録アプリがおすすめ
特化型の記録アプリの例をあげると、
- ペットの記録アプリ(もっと特化してもいい、ハムスターの記録アプリとか)
- 釣りの記録アプリ
- キャンプの記録アプリ
こういう感じです。
あなたの趣味や不満に思っていることと「記録」を掛け合わせられると、アプリのアイデアとしてすごくいいですね。
ちなみに私が初めてリリースしたアプリも、特化型の記録アプリです。
私のリリースしているプロダクトはこちらにまとめています。
どうして特化型の記録アプリをおすすめするのか。
それは、シンプルで作りやすいからです。
特化型の記録アプリのおすすめポイントは3点あります。
- コア機能は基本のCRUDのみでリリース可能
→リリースまでの技術的なハードルが低い - シンプルな記録アプリには根強い需要がある
→企業には出せない強みになる - 横展開が比較的容易
→アプリを量産できる
それぞれ解説します。
コア機能は基本のCRUDのみでリリース可能
CRUDとは、システムの主要機能である
- Create(登録)
- Read(読み取り)
- Update(更新)
- Delete(削除)
の頭文字を取ったものです。
プログラミングで最初に覚える機能ですね。
記録アプリであれば、記録して、リスト表示して、削除するだけなのでCRUDのみでアプリとして成立します。
つまり、ネット上に転がっているチュートリアルを少しアレンジするだけで完成するわけです。
これでリリースのハードルを極限まで下げられるので「とりあえずリリースする」という目標を達成できます。
まずはアプリをリリースしないと何も始まりませんからね。
シンプルな記録アプリには根強い需要がある
どんなに便利なサービスが生まれても、記録アプリには根強い需要があります。
さらに、個人開発は企業のアプリとは違うベクトルで勝負することができます。
それは圧倒的なシンプルさと、シンプルゆえの直感的な操作性です。
企業が提供しているアプリは、個人開発と比べて必然的に機能過多に陥りやすいです。
そのような「あれも、これもできるアプリ」は多くの人にとって難しすぎます。
「このアプリはできることが多すぎて、よくわからないんだよね。。」
途方に暮れたユーザーは、あなたが開発したシンプルな記録アプリをストアで見つけてインストールするはずです。
記録しかできないアプリですが、それでいいんです。
できることが少ないからこそ直観的に使い方がわかります。
ユーザーが「こういうのでいいんだよ」と思えるシンプルなアプリを作りましょう。
横展開が比較的容易
記録アプリのコア機能はCRUD(登録・読み取り・更新・削除)だけなので、様々なジャンルのアプリに転用可能です。
日常生活の中で記録アプリ化できるものがないか探してみると意外と見つかります。
例えば、
- 料理レシピを記録
- 冷蔵庫の中身を記録
- 自分の持っている洋服を記録
など、「記録」する対象は無数にあります。
コア機能は同じなので開発速度を早めることができます。
つまり、短期間で複数のアプリをリリースすることが可能になります。
機能が多少同じでも、ジャンルが違えば別のアプリです。
このような発想で大量にシンプルなアプリをリリースして収益を上げている開発者は多いです。
「シンプル 家計簿」や「シンプル メモ」「シンプル カレンダー」とアプリストアで検索して、上位に表示されるアプリの開発者をチェックしてみてください。
彼らは同様な機能を使い回して、複数ジャンルのアプリをリリースしています。
シンプル・簡単に使えるアプリに根強い人気があることがわかるはずです。
熱意を持てるジャンルにする
色々と私の経験からおすすめのアプリの作り方を紹介しましたが、最終的に一番大事な部分は「熱意」です。
アプリ開発はリリースして終わりではありません。
継続してアップデートしなければ99%ユーザー数は増えません。
個人開発でネックになるのはこの部分です。
あなたの開発したアプリは、あなたのモチベーションだけで生きています。
自分のサービスに対する熱意がなくなった時、それがそのアプリの「死」です。
あなたは自分のサービスが死なないよう、モチベーションを保ち続ける必要があります。
ゲームでもSNSでもあなたが本当に作りたいと思っているのであれば、作るべきです。
ただ、熱意もモチベーションもなく、なんとなく「SNS・ゲームで一発当てたら稼げそう」的思考でアプリ開発を始めるとうまくいかないです。
【まとめ】最初は無難なアプリをストアに出してみる
初めてのアプリ開発で月に数千〜数万円の副収入を得たいと考えているのであれば、まずは継続してアップデートできるモチベーションを持続できそうなジャンルで、無難なアプリを作りましょう。
その後、その機能を横展開して複数アプリをリリースしてみます。
そして継続してアプリのアップデートを繰り返すと、ユーザー数も増えてくるはずです。
その段階で広告を入れたり有料機能を提供するなどのマネタイズを行えば、少しずつ結果が見えてくるはずです。
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